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転倒によるケガを防ぐ

母が転倒したのは自宅でした

私の母は生前、転倒をきっかけに骨折し、寝たきりになってしまいました。そのうえ骨折した時点でかなり高齢だったので、元のように出歩いたり出来るまでに回復することはありませんでした。

そんな母の経過を見てきたので、私は関節痛を発症してから特に転倒に注意をしています。

母が転倒したのは自宅でした。関節痛を患っていたのでつまづきなど障害になるものは室内から取り除き、階段も使う必要が無いように母のものは全て同じフロア内にしたりと出来る限りの工夫はしていました。

それでも母が自宅で転倒してしまったのは、歩いていて体のバランスを崩してしまったのが原因でした。

あるデータによると、高齢者の転倒で、つまづきや階段の踏み外しが原因になっているのはわずか8%でした。それに対して何も無いところでの転倒は70%を超えています。

転倒しにくい体をつくる

上記で示したデータからも転倒を防ぐには室内の段差を無くすことはもちろん、自分自身の筋肉やバランス感覚を少しでも訓練したいものです。

転倒しやすい人はそうでない人に比べて、体型に占めるおしりの割合が大きい、りんご型肥満の傾向にあります。太ってくると、機敏な動きが難しくなってきますし、関節への負担も大きくなりますので適正体重のキープは大切です。

また、健脚度、つまり「足の強さ」も重要です。

健脚度を測るには「最大1歩幅」といって、片足をできるだけ前に大きく踏み出し、もう一方の足をその横に揃えた時の距離を測ります。平均で60歳代の男性で100~110cm、女性で90~100cm程度となっています。

続いてバランス感覚ですが、まっすぐの線のうえを両足を揃えて立ち、前の足のかかとともう片足のつま先をくっつけるように歩いて進みます。

この方法で何歩歩くことができるかで測ることができます。60歳代の男女では10歩歩くことができれば問題ないといわれています。

どちらの測定も、測定時には壁や手すりのそばで行うようにして、安全には充分に気をつけてくださいね。

健脚度、バランス感覚の訓練にはプールでの歩行や自転車などが関節への負荷が少なく、理想的です。軽い運動にもなるため、適正体重のキープにも良いでしょう。

転倒したときの衝撃を抑えよう

転倒してしまう可能性というのは、どんなに注意を払っていてもゼロにすることはできません。雨のあとで道路が滑りやすくなっていたり、乗っていた電車やバスが急停車したりすることだってあります。

しかし、もし転倒してしまった場合にその衝撃を最小限に抑えるコツを知っていれば、ケガをせずに済むこともあるでしょう。

衝撃を最小限に抑えるには踏ん張ったりして無理な体勢を作ることなく、体全体を丸めて転ぶのが上手な転び方です。あごを引いて腕を丸め、自然に前転するように頭の中でイメージしてみてください。

もしもの時の切り札として、覚えておいて損は無いはずですよ。

 
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