最近また注目されている東洋医学の漢方と言えば、風邪に効く葛根湯が有名ですが、漢方薬の歴史は古く、種類も様々です。
関節に良いと言われている漢方薬にはいくつかありますが、「骨砕補(こつさいほ)」は筋肉・靭帯・骨を強くすることで変形を改善し、筋肉、靭帯の損傷や骨折による痛みを軽減するはたらきがあります。
また、「黒蟻粉末(くろありふんまつ)」は蟻剤の活血化、通経活絡、鎮痙鎮静により、慢性関節リウマチによる関節の腫れ、痛み、変形などの症状に確かな効果が確認されています。
「甘草(かんぞう)」は抗炎症作用などの鎮痛効果を持っています。
軟骨を形成するアシスト役としてはたらくⅡ型コラーゲンは関節軟膏の主成分で、軟骨の作りと働きを調整します。
軟骨がすり減りで骨と骨の間のクッションが無くなることで関節痛は発症します。患部を温めたり、鎮痛剤を使用することで一時的な効果は見込めますが、根本的治療にはグルコサミン、コンドロイチン、Ⅱ型コラーゲン等で軟骨を組成する必要があります。
皮膚の70%、骨の20~25%がⅡ型コラーゲンで形成されているため、加齢によって体内の生産能力が落ちてしまったⅡ型コラーゲンを摂取することで、痛みを感じるようになった身体の節々に保水力を与え、症状の改善に効果が期待できます。
加齢によって体内の生産能力が落ちてしまうのは、グルコサミン、コンドロイチン、Ⅱ型コラーゲンだけではありません。
関節の周りのコラーゲンを守る潤い成分である、ヒアルロン酸もそのひとつです。
保水力が高く、スムーズな関節の可動に大きな役割を果たしているヒアルロン酸は、現在では関節痛患者に対して、注射による注入が行われることもあります。
ヒアルロン酸を注入することで、患部の痛みと炎症を抑えることができるためです。また、関節の衝撃をやわらげる作用も見込まれています。
ヒアルロン酸は必要な量を食事から摂取することは難しいのですが、サプリメントなどで手軽に補充することができ、関節痛を考えるうえでは欠かせない栄養素と言えるでしょう。